(写真:TTXVN)
(共同)ロシア南部ソチ沖の黒海で25日に起きたロシア軍のツポレフ154機墜落で、事故原因の調査を指揮するロシア国防省高官は29日、テロの可能性は完全に否定できないとしながらも、同機に爆発は起きなかったとの見方を示しました。
墜落海域からはこれまでに、操縦室内の会話を録音したものを含む二つのブラックボックスが回収されました。高官はブラックボックスの解析に10日以上、最終的な原因究明に30日以上かかると説明しました。
事故機には乗客乗員92人が搭乗していました。ソコロフ運輸相によりますと、捜索活動はほぼ終了し、これまでに19人の遺体を収容しました。生存者は見つかっていません。
国防省高官によりますと、同機はソチの空港から離陸後、70秒間にわたって飛行。最高高度は250メートルでした。